ランメモ

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富士登山競走駅伝走りました(後編)

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3.66kmで1,017mを一気に駆け下りる。
スタートしてしばらくは石と岩がゴロゴロしている登山道。
ここは本当に怖い。転んで大怪我するかもしれないし、石で捻挫するかもしれない。
足元と登山客に気をつけながら恐る恐る駆け下りる。
カーブは慌てずゆっくり。
徐々に石や岩が少なくなり砂道になってくる。ギアを一段上げる。一般登山客や下山をしている選手がいる中を猛スピードで駆け下りる。
砂煙がすごい。目に砂が入って走りにくい。

そしてクライマックスの大砂走りへ。ここは重力で転げ落ちていく感覚。
普段のロードでは決して出せないスピードが出る。

重力の力で下りているとはいえそんなスピードに耐え続けられる体ではない。耐えうるギリギリの距離。

 

中継点は見えているのに全然近づく感じがしなくていつのまにか襷を渡した感じだった。
襷を渡したあとはコースから外れてスピードダウン。この周辺は自衛隊員がスタンダバイしていて抱きしめて止めてくれる。
男に抱きしめられるのはあまり好きではないがこのときばかりは胸を借りた。
しばらく動けず15秒間ぐらい抱かれっぱなし。
次回からここに女性隊員の配備をお願いしたい。

 

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ここでしか出ないスピード

平均ペース2分52秒/km、最速2分28秒/km。

シューズはボロボロ。気持ちよくさよならできる状態だ。このシューズ指先が少し詰まっていて下りに不向きだった。爪が死んでしまった。

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さよなら!


落ち着いたらテントを畳んで撤収の準備。あけキャプさんも怪我なく無事に下りてきたようだ。
タイムを聞いたところ7区は自分の方が速かったようだ。(よかった)

あけキャプさんとの勝負は、
・5区+7区の合計時間→あけキャプさんの勝利
・5区と7区それぞれのタイム→引き分け
・5区と7区の合計順位→私の勝利
となった。

少し山を下りたところに御胎内温泉で体の汚れを落とし打上げ。
打上は選手とサポーターが一人ずつ感想や反省や次への抱負などを語る。
襷がつながらなくて悔し涙した者、来年の区間賞宣言をした者。
すごい熱量だった。
そんな熱い中で自分は「ケガしないように距離追求はやめて質を上げる。年相応で頑張る」とオトナなコメントを。(25歳の選手と同じような練習したら体壊します)

大人の階段昇ります。

www.youtube.com

<おまけ>
3年前に出たときの襷の受け渡しシーン。RUN+TRAILの見開き1ページに掲載された。
後ろ姿が自分。日本中で気づけるのは数人だがTシャツが前後逆だった(笑)


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